cloudy and rain

UNIXやLINUX、時事放談など気になったことを無作為に書きつらねています。 The topic which becomes matter of concern of UNIX and LINUX and society is written on world wide.

Thursday, August 02, 2007

もの悲しい現実。VRMLの未来を垣間見た。

スキーマについて書こうとおもって、RELAX NG(スキーマ言語のひとつ)の日本語ポータルを見たら、既にそこは乾涸らびてカビがはえた状態だった。そもそもXMLの可用性が今ひとつはっきりしていないのに、妥当かどうかの検証の仕組みを整理するというのが間違いかも知れない。で、少し前に話題になったらしいVRMLは更に酷い状況だ。3Dゲームの今更ながらつたないポリゴン画面を見て心躍らせる研究者はいないだろう。専用ビューワが必要なんてこれ以上私になをさせたいのか?と尋ねたくもなる。魅力は感じない。XMLの活用としてはデータとしての扱いをより幅広く活用できるよう、文書を統一しないまでもある一意のルールに則って記述すること。それが根本である。目的は綺麗な文書を書くことではない。あくまでもその文書の利用において真価を発揮するモノであって、XML自体はデータの集まりでしかない。スキーマについてかこうとおもったら、いきなり出鼻をくじかれた感がある。まあ、DTDをうまくプログラムすれば結局あーだこーだ、ルールに縛られる必要もない。DTDをRELAX NGに変換できたからといって、取引先に入れろと頼めるわけもない。ハッキリ言って利点がないので「廃れて当然である」。自分だけ判る文章を作っても理解は得られない。残念だが学者はココが頭が固い。「利用」されなければいくら良い技術であろうとも価値はない。で、肝心のスキーマだが、やはり確実で柔軟なDTDが一番取っつきやすい。そもそも標準的な仕組みとしてある程度動作に信頼がある。こんなシチュエーションに出くわした。PPTP、つまりVPNネットワークを組んでいたときである。回線にも問題はないし、ゲートウェイもプロトコルが通過できることを確認したが、繋がらない。どうやらネットワークアプリの問題らしいと判った。しかしそれはUNIXを基本にしたMAC。Perfarenceをテキストエディタでいじっていたときのこと。そういやアレは紛れもなくXML。宣言こそ省略してはあったが・・。で、UNIXでアプリにデーターを格納するとき、柔軟に細かく制御したい場面が来たとき、やたらと設定ファイルをviで開き、パラメーターを入れるのが死ぬほど億劫になったのを思い出した。大体同じ値が入るのに、扱う書式がバラバラだからいちいち手作業なのはなんとかならんか?こんなのに信憑性もないOSのバージョンが違えば動作がどうだかのスクリプトなんてのに、任せて良いのかと疑問を抱いた。
で、ちょろちょろApacheを2ついれローカルとWWWとして切り分けていたMACはしばらく放っておいた。XMLでフロー(データのセクション)ごとにエディタで開いて変更して、あとでそれこそスクリプトで処理してアプリで格納すれば楽じゃないかと思ったわけ。ということは、エディタは開発しなくて良いから、そこそこ良い文書に専念してうまくXSLでテンプレートをつくればいいと思った。DTDは、この開発の著作権、版権みたいなモノ。エディタは誰でも扱えるし、何より操作が楽だからと思ってたら、Frickerが既にそのようなサービスをやっている。だろね。じゃあ・・というわけでもないが、データベースにもちっと人に優しいインターフェイスはないのかと思ってたら、XMLが使えそうである。簡単に説明すれば、データ、それを操作、加工等に統一した書式とルールを与えようというのがXMLである。データ抽出、追加、削除はプログラムに任せようという仕様である。(というかそれが一般的だ)JAVAを利用した方法が書かれた本が多い。でも本当は計算より抽出、追加、削除が一番使うことだろう。年間通じてそう何回も棚卸しをするのじゃなければ。データー入力に無効な数字をエラーとして吐き出すとき、その文書の妥当性が必要となるこれが、DTDである。売り上げの入れるべきトコロに名前を書いて保存したら「駄目ですよ」と。顧客データを切り取ろうとしたら、そのままでは違反となって保存できませんとエラーが出れば、危険は回避できそうな気がする。あまり複雑な処理系を選ぶのは賢明ではない。ココはインタプリタが良いでしょうね。MACでは、階層を表示し値を変更できるエディタがある。(Property List Editor)コレもまたMAC限定ではあるが、XMLエディタとして機能する。作成にはopen officeであれば、実際XMLとJAVAで構成した文書作成系、しかも妥当なXML文書を生成するので、加工はし易い。DOMはNVUでも実装して、外部からインポート出来るようになっている。開発環境は手軽だ。ここらでXMLというのが、処理系というよりインターフェイスとしてのアプリとの中間に位置しているということがお判りだろうか?次回は実際の文書について言及しよう。DTDはそれからの方が理解しやすいからだ。


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