実際の利用価値としてXMLを再評価する
XMLについて特にスキーマなどは、詳しく解説するほど難解ではありません。そこで、システムの組み立てとしてどう設計すべきなのかを考えてみましょう。ヘンなハナシですが、既存のXML、これを利用するというのであるなら、そもそもこんな考えは必要ありません。つまりおかしな構造でないとしても、意味のない構造のHTMLがまかり通っている現在、同じようなXMLを利用するなら、平たくいえば定義が緩いことで成立している文書、それをパーサで拾い上げようとするなら、アプリの方で苦労すればいいことなのです。単純構造で属性が原始の要素に付与されてあり、内包している要素と内容がツリーのような階層として整然と並んでいることで、保証出来ているといった場合など。しかしデーターベースのような構造としてシンプルなデーターの階層など、むしろランダムに格納できるからこそ本来の役割をするはず。実際データベースの管理以外、なるべくなら利用の際に手間取るのだけはご免でしょうから。すると格納されるデータ形式がフォーマットとして確立してあれば、少ない手順と簡単なキーワードを元に要素の属性を手がかりに、内容などにとらわれず抽出、利用、再加工が容易になります。となると重要なのは、簡単な構造からスタートし最終的に複雑になってもその構造をシンプル、且つ階層を維持できる設計をし、そのスキーマのメンテナンスを容易に出来ることが要求されます。となると、実はXMLとスキーマは同時というか、平行で開発する必要があります。幸いにも構造が理解できれば、単なるエディタ(高価なIDEも有りますが、根本的にエディタ一丁で充分です)で記述してオンラインで検証結果を確認できる時代になりましたから。
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